【1月20日 AFP】米大手格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービス(Moody's Investors Service)は20日、ソニー(Sony)とパナソニック(Panasonic)について、それぞれの社債格付けを引き下げ、両社とも格付け見通しをネガティブとした。

 ソニーの格付けは、収益が不安定だとして「A3」から「Baa1」に引き下げられた。他社との競合激化や値下げ競争、円高などの要因が重なったテレビ事業で赤字が続いていることが引き下げの主な理由だという。

 パナソニックについても、パナソニック電工(Panasonic Electric Works)と三洋電機(Sanyo Electric)の買収で悪化した財務状態は直ちに回復しないとみられるなどとして、格付けを「A1」から「A2」に引き下げた。格下げの主な理由として、テレビ事業で赤字が続いていることと半導体事業の収益が減っていることを挙げている。(c)AFP