英ウェールズの田舎に豪華リゾート計画、ターゲットは中国人
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【1月9日 AFP】英国ウェールズ(Wales)の田舎に中国人観光客の誘致を目的とした高級リゾートを建設する計画が持ち上がっている。
英開発業者マックスハード(Maxhard)が地元当局に提出した開発計画によると、ウェールズ南西部の小村スランバニズ(Llanfynydd)の緑豊かな渓谷に広がる9.1ヘクタールの敷地に、全92室の高級ホテルと別荘用住宅80棟を建設する。ブレコンビーコンズ国立公園(Brecon Beacons National Park)に近いことがセールスポイントだ。
建設予定地には現在、ログキャビン26棟が建っているが、プールやスパを備えたモダンな高級ホテルやロッジに建て替えられる。ショッピングモールや会議用施設も備える計画だ。
「(滞在する客の)大半は中国人になるでしょう」と、AFPの取材に7日応じたマックスハードのプロジェクトマネジャー、エレナ・クラシア(Elena Krashia)氏は述べた。「ウェールズは景観が美しく、地元の人たちもフレンドリーな素晴らしい地域です。国立公園も近く、さまざまなアクティビティーが楽しめます」
地元当局による開発計画の審査には少なくとも1か月以上がかかるが、マックスハードは4月着工を目指している。年間2万人以上の中国人観光客を見込んでいるという。
英政府観光庁によると、2010年に英国を訪れた中国人は10万9000人で、英国内で1億8400万ポンド(約220億円)を消費した。だが、ウェールズまで足を伸ばした中国人はわずか5%で、ほとんどは華やかなロンドンを訪れるにとどまっている。
マックスハードはリゾート建設によって雇用が創出され地元経済が活性化すると主張するが、大規模開発に反対する地元住民も少なくない。ある地元議員は英紙デーリー・メール(Daily Mail)に次のように語っている。「そんなものをスランバニズに作ることにどんな利点があるというんですか。地元の人々のためではなく、中国人観光客のためのものなのでしょう?」 (c)AFP
英開発業者マックスハード(Maxhard)が地元当局に提出した開発計画によると、ウェールズ南西部の小村スランバニズ(Llanfynydd)の緑豊かな渓谷に広がる9.1ヘクタールの敷地に、全92室の高級ホテルと別荘用住宅80棟を建設する。ブレコンビーコンズ国立公園(Brecon Beacons National Park)に近いことがセールスポイントだ。
建設予定地には現在、ログキャビン26棟が建っているが、プールやスパを備えたモダンな高級ホテルやロッジに建て替えられる。ショッピングモールや会議用施設も備える計画だ。
「(滞在する客の)大半は中国人になるでしょう」と、AFPの取材に7日応じたマックスハードのプロジェクトマネジャー、エレナ・クラシア(Elena Krashia)氏は述べた。「ウェールズは景観が美しく、地元の人たちもフレンドリーな素晴らしい地域です。国立公園も近く、さまざまなアクティビティーが楽しめます」
地元当局による開発計画の審査には少なくとも1か月以上がかかるが、マックスハードは4月着工を目指している。年間2万人以上の中国人観光客を見込んでいるという。
英政府観光庁によると、2010年に英国を訪れた中国人は10万9000人で、英国内で1億8400万ポンド(約220億円)を消費した。だが、ウェールズまで足を伸ばした中国人はわずか5%で、ほとんどは華やかなロンドンを訪れるにとどまっている。
マックスハードはリゾート建設によって雇用が創出され地元経済が活性化すると主張するが、大規模開発に反対する地元住民も少なくない。ある地元議員は英紙デーリー・メール(Daily Mail)に次のように語っている。「そんなものをスランバニズに作ることにどんな利点があるというんですか。地元の人々のためではなく、中国人観光客のためのものなのでしょう?」 (c)AFP