中国で3Dの試験放送開始、対応テレビ需要に期待
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【1月4日 AFP】中国で1日、国営テレビ局による3D番組の試験放送が始まった。国営新華社(Xinhua)通信によると、3D対応のテレビやセットトップボックスがあれば3D番組の視聴が可能となる。3D放送対応機器への需要で消費を喚起したい狙いだ。
3Dチャンネルは、国営の中国中央テレビ(China Central Television、CCTV)が北京テレビ(Beijing TV)、上海メディアグループ(Shanghai Media Group)、江蘇テレビ(Jiangsu TV)、天津テレビ(Tianjin TV)、深センテレビ(Shenzhen TV)と協力して立ち上げた。
世界最大の視聴者数およびTV広告市場を持つ中国で毎日4時間半、芸能、アニメ、映画、スポーツなどの3Dコンテンツを1日3回のローテーションで放映する。視聴は当面無料で、ロンドン五輪も3Dで放映する計画だ。
新華社によると3Dコンテンツ不足を補うため、提携する各テレビ局に3D番組制作部門が設けられた。
本格放送の開始は春節(旧正月)が始まる23日から。中国では、春節に実家に帰省し、バラエティ番組を家族で見る習慣がある。
これまで好調に経済成長を続けてきた中国だが、中国政府は今後の1年について経済鈍化への懸念を示している。こうしたなかで放送行政当局は、3D放送の立ち上げによる3Dテレビの需要を「数兆元規模」と見込む。
一方、CCTVも、より先進的な番組を提供する北京テレビや上海メディアグループ、衛星チャンネル局などとの視聴率競争にさらされてきた。
3D試験放送の行方に注目が集まるなか、売れ筋の中国製3D対応42型テレビの価格をほぼ半額の5000元(約6万1000円)まで引き下げる販売店も出てきたと、中国製品に関する情報ブログサイト「Made-in-China.com」が昨年11月に伝えている。(c)AFP
3Dチャンネルは、国営の中国中央テレビ(China Central Television、CCTV)が北京テレビ(Beijing TV)、上海メディアグループ(Shanghai Media Group)、江蘇テレビ(Jiangsu TV)、天津テレビ(Tianjin TV)、深センテレビ(Shenzhen TV)と協力して立ち上げた。
世界最大の視聴者数およびTV広告市場を持つ中国で毎日4時間半、芸能、アニメ、映画、スポーツなどの3Dコンテンツを1日3回のローテーションで放映する。視聴は当面無料で、ロンドン五輪も3Dで放映する計画だ。
新華社によると3Dコンテンツ不足を補うため、提携する各テレビ局に3D番組制作部門が設けられた。
本格放送の開始は春節(旧正月)が始まる23日から。中国では、春節に実家に帰省し、バラエティ番組を家族で見る習慣がある。
これまで好調に経済成長を続けてきた中国だが、中国政府は今後の1年について経済鈍化への懸念を示している。こうしたなかで放送行政当局は、3D放送の立ち上げによる3Dテレビの需要を「数兆元規模」と見込む。
一方、CCTVも、より先進的な番組を提供する北京テレビや上海メディアグループ、衛星チャンネル局などとの視聴率競争にさらされてきた。
3D試験放送の行方に注目が集まるなか、売れ筋の中国製3D対応42型テレビの価格をほぼ半額の5000元(約6万1000円)まで引き下げる販売店も出てきたと、中国製品に関する情報ブログサイト「Made-in-China.com」が昨年11月に伝えている。(c)AFP