【12月19日 AFP】北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル、Kim Jong-Il)総書記の死去を受け、米格付け会社スタンダード&プアーズ(Standard and Poor'sS&P)は19日、北朝鮮情勢が不安定化すれば韓国国債の格付けに影響する可能性があると述べた。

 S&Pは声明で、金総書記の死で「朝鮮半島の安全保障リスクは高まった」としつつ、韓国の外貨建て債格付け「A」と自国通貨建て債格付け「Aプラス」は短期的には影響を受けないと述べた。

 S&Pは「北朝鮮の権力継承が順調に行われれば、韓国国債の信用力はほとんど変わらない」が、「権力継承が順調でない場合には、北朝鮮の安全保障リスクと政治的安定が急速に悪化する可能性がある」と指摘した。(c)AFP