【12月13日 AFP】オリンパス(Olympus)の巨額損失隠し発覚を受け、提出が遅れている中間決算の提出期限を翌日に控える13日夜、疑惑を指摘して解任された英国人のマイケル・ウッドフォード(Michael Woodford)元社長が来日する。共同通信(Kyodo News)が報じた。

 社長解任後2度目の来日となる。日本人以外で初めてオリンパスの社長となったウッドフォード氏は、同社の企業買収に絡む不正な資金の流れを指摘して10月14日に解任された。

 共同通信によると、ウッドフォード氏は投資家や民主党(Democratic Party of JapanDPJ)議員らと会う予定。議員との会合では、長年に及ぶオリンパスの大規模な損失隠しによって深刻なダメージを受けた日本企業のコーポレート・ガバナンスについて討議するという。その他、記者会見も予定している。

 オリンパスは遅れている中間決算を14日までに提出できなければ、上場廃止となる。(c)AFP