【10月7日 AFP】トヨタ自動車(Toyota Motor)は6日、東日本大震災によって滞っていた車両生産が9月までに震災前の水準まで回復し、国内外で受注した全車両を生産できる状態になったと発表した。震災により滞っていた部品の供給が正常化したという。共同通信(Kyodo News)などが同日伝えた。

 震災後、生産は徐々に回復していたが、トヨタは生産が正常化するのは11月か12月とみていた。正常化が予想より早く達成された一方で、一部人気車種の出荷には依然、長い時間がかかる見通しだ。

 共同通信によると、ハイブリッド車プリウス(Prius)など8モデルの納車には、少なくとも3か月がかかるという。(c)AFP