【10月6日 Relaxnews】英国と欧州大陸を結ぶ高速鉄道ユーロスター(Eurostar)に乗っている間、国境を越えても関係なく、インターネットに高速接続できるようになりそうだ。

 ユーロスターは前週、2013~14年をめどに既存の全車両と10の新車両に無線LAN接続を導入する方針を発表した。7億ポンド(828億円)を投資する計画で、ノマド・デジタル(Nomad Digital)がプロバイダーとなる。

 また、旅客機での採用が増えている映像や楽曲などのエンターテインメント・ダウンロード・サービスも提供する。ユーロスターに乗りながら、自分のモバイルPCやタブレット型端末、スマートフォンなどにダウンロードできる。

 ユーロスターは英仏海峡(English Channel)を通り、英ロンドン(London)、仏パリ(Paris)、ベルギーのブリュッセル(Brussels)を結んでいる。欧州大陸の高速鉄道としてパリ、ブリュッセル、オランダのアムステルダム(Amsterdam)を結ぶライバルのタリス(Thalys)は、しばらく前からすでに車内でのインターネット接続を提供しており、ユーロスターはこれを追い上げる形となる。さらに英仏海峡トンネル(Channel Tunnel)経由で2013年からの運行を予定しているドイツ鉄道(Deutsche Bahn)とも差をつける構えだ。(c)Relaxnews/AFPBB News