G7財務相・中銀総裁会議 具体策に乏しく 仏マルセイユ
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【9月10日 AFP】フランス・マルセイユ(Marseille)で9日、先進7か国(G7)財務相・中央銀行総裁会議が開かれ、世界経済を回復させる方策について話し合った。
発表された声明は、経済成長の鈍化と金融市場を混乱させている欧米のソブリン債務危機に対処するには、協調した強力な国際的対応が必要だと指摘したが、具体策には乏しかった。
会議に出席したカナダ、米国、日本、ドイツ、英国、フランス、イタリアの財務相と中央銀行総裁は2008~2009年の不況の再来を防ぐために協議を行ったが、景気刺激策を強く支持する米国に対し、欧州各国は議会を通じて構造改革と緊縮財政を推進しようとしており、今後取るべきアプローチをめぐる考え方に大きな違いがある。
ある米政府高官は、問題は複雑で各国の状況が大きく違っているため、各国が足並みをそろえて対応するのは不可能だと述べた。(c)AFP/Rory Mulholland
発表された声明は、経済成長の鈍化と金融市場を混乱させている欧米のソブリン債務危機に対処するには、協調した強力な国際的対応が必要だと指摘したが、具体策には乏しかった。
会議に出席したカナダ、米国、日本、ドイツ、英国、フランス、イタリアの財務相と中央銀行総裁は2008~2009年の不況の再来を防ぐために協議を行ったが、景気刺激策を強く支持する米国に対し、欧州各国は議会を通じて構造改革と緊縮財政を推進しようとしており、今後取るべきアプローチをめぐる考え方に大きな違いがある。
ある米政府高官は、問題は複雑で各国の状況が大きく違っているため、各国が足並みをそろえて対応するのは不可能だと述べた。(c)AFP/Rory Mulholland