【9月5日 AFP】イラン原子力庁は4日、南部ブシェール(Bushehr)に建設した同国初の原子力発電所が国内送電網に接続され、出力60メガワットで電力供給を開始したと発表した。

 発電能力は最大1000メガワットで、10月下旬か11月上旬までにはフル稼働する見通しという。

 イランの原発建設は、1970年代に独企業シーメンス(Siemens)との合弁プロジェクトとして始まったが、79年のイラン革命後、核拡散の懸念からシーメンスが撤退。94年になって、ロシアがイランの核保有への野望を疑う欧米諸国に配慮し、使用済み核燃料をロシアに引き渡すとの条件で原発建設と燃料供給に合意した。

 欧米諸国はかねてから、イランが民間宇宙計画や核開発の名目で核兵器開発を目指しているとの疑惑を抱いてきた。イラン側は疑惑を真っ向から否定している。(c)AFP/Farhad Pouladi