【9月1日 AFP】英スーパーマーケット最大手テスコ(Tesco)は8月31日、129店舗を展開する日本市場から撤退し、他のアジア市場での事業に集中すると発表した。

 英ロンドン証券取引所(London Stock ExchangeLSE)に発表した声明の中でフィリップ・クラーク(Philip Clarke)最高経営責任者(CEO)は、アジア事業の戦略見直しの結果、同社の国際事業で日本部門の業績が最も低かったと指摘。「相当な努力をしたが、それに見合う結果を出せなかった」と撤退理由を説明した。

 テスコは、米ウォルマート(Wal-Mart)、仏小売大手カルフール(Carrefour)に次いで売上げ規模で世界第3位の小売大手で、日本では首都圏を中心に「テスコ」「テスコエクスプレス」「つるかめランド」など129店舗を展開している。(c)AFP/Roland Jackson