【8月23日 AFP】米国と欧州の株式市場は22日、リビアの最高指導者ムアマル・カダフィ（Moamer Kadhafi）大佐の敗北が目前に迫り、リビア産原油が市場に戻ってくる日は近いとの観測から、株価が上昇した。

　ニューヨーク株式市場は、取引開始後に株価が急上昇したが、その後やや後退した。ダウ工業株30種平均（Dow Jones Industrial Average）は前営業日比37ドル（0.34％）高の1万845.65ドル、ナスダック総合指数（Nasdaq Composite）は3.54ポイント（0.15％）高の2345.38で引けた。

　だが、ここ数週間で世界の株価を急落させた新たな景気後退懸念は払しょくされていない。アジアの株価指数は同日、大半が下落し、安全資産とされる金の価格は1オンス1900ドルに迫る史上最高値を更新した。(c)AFP