【8月17日 AFP】大手格付け会社のフィッチ(Fitch)は16日、米国債の格付けは依然として最高位の「AAA(トリプルA)」だが、米国の中期的な債務プロファイルはAAAの「ぎりぎりのライン」を示しているとの見解を述べた。

 さらに、経済が悪化、または財政赤字削減策を超党派で協議する議会の特別委員会が有効な手立てを打ち出せない場合、格付けを再検討して今年中に格下げする可能性を示唆した。

 特別委員会は民主党と共和党から各6人、計12人のメンバーで構成され、今後10年間で1兆5000億ドル(約115兆円)規模の財政赤字を削減する策を11月23日までにまとめる。削減策はその後、議会とホワイトハウスの承認を得ることになっている。(c)AFP/Paul Handley