「政治献金ボイコットを」 スターバックスCEOが提案
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【8月17日 AFP】米連邦政府にとって債務削減が喫緊の課題となっている中、対立を続ける政治家たちを譲歩させようと、米コーヒーチェーン大手スターバックス(Starbucks)のハワード・シュルツ(Howard Schultz)最高経営責任者(CEO)が、ある方法を呼び掛けた─政治資金を干上がらせようというのだ。
シュルツCEOは財界トップらに電子メールを送り、米債務の上限引き上げ問題をめぐる最近の政治危機において、政治家たちが「指導力を発揮しなかった」と批判し、異例の献金ボイコットを呼び掛けた。
この電子メールでシュルツ氏は、政治家たちが米国ならではの「相互信頼や、協力による問題解決能力への自信」などを生かさなかったと非難し、「わが国はもっとましなはずだ」と訴えた。
米債務問題の次の山場となるのは、今後10年間で最低1兆2000億ドル(約92兆円)の債務削減案を米議会が採決する期限となる12月23日だが、シュルツ氏はこの過程で再び起こりうる政争を見越し、「国家の長期的な財政問題に礼節と誠実さをもって、自分たちの再選を犠牲にする覚悟で取り組むよう、政治家たちに求めていく」と述べている。
また、米国民が目にしたいと思っているのは、自分たちの代表が社会保障の削減から増税まで「あらゆる選択肢」を検討して、「期日までに余裕を残して」合意に至ることだと述べ、「それ故、わが国の財政をより強い長期的基盤に置くための超党派の合意が達成されるまで、大統領および全議員への政治献金を止めることを宣言する」と述べた。
一方、シュルツ氏は、先行き懸念から現金保有率を高めている米大企業に対し、「信頼感の上昇スパイラルを起こして」長期的な高失業率を打開し、経済成長をもたらさなければならないとも訴えた。そして自ら率先して「わが社は新規雇用を行う。成長と雇用、投資を加速させる。信頼感は伝染するものだ。今尽くせる最善の手は、それを広めることだ」と述べた。
また「ここで宣言した2つのことが、すぐに問題を解決する方法だというようなふりをするつもりはない。われわれはただ、この極めて不確実性の高い時にあって、政府は規律を必要とし、国民は職を必要とし、そして指導者は指導力を発揮しなければならないと信じている」と語っている。(c)AFP
シュルツCEOは財界トップらに電子メールを送り、米債務の上限引き上げ問題をめぐる最近の政治危機において、政治家たちが「指導力を発揮しなかった」と批判し、異例の献金ボイコットを呼び掛けた。
この電子メールでシュルツ氏は、政治家たちが米国ならではの「相互信頼や、協力による問題解決能力への自信」などを生かさなかったと非難し、「わが国はもっとましなはずだ」と訴えた。
米債務問題の次の山場となるのは、今後10年間で最低1兆2000億ドル(約92兆円)の債務削減案を米議会が採決する期限となる12月23日だが、シュルツ氏はこの過程で再び起こりうる政争を見越し、「国家の長期的な財政問題に礼節と誠実さをもって、自分たちの再選を犠牲にする覚悟で取り組むよう、政治家たちに求めていく」と述べている。
また、米国民が目にしたいと思っているのは、自分たちの代表が社会保障の削減から増税まで「あらゆる選択肢」を検討して、「期日までに余裕を残して」合意に至ることだと述べ、「それ故、わが国の財政をより強い長期的基盤に置くための超党派の合意が達成されるまで、大統領および全議員への政治献金を止めることを宣言する」と述べた。
一方、シュルツ氏は、先行き懸念から現金保有率を高めている米大企業に対し、「信頼感の上昇スパイラルを起こして」長期的な高失業率を打開し、経済成長をもたらさなければならないとも訴えた。そして自ら率先して「わが社は新規雇用を行う。成長と雇用、投資を加速させる。信頼感は伝染するものだ。今尽くせる最善の手は、それを広めることだ」と述べた。
また「ここで宣言した2つのことが、すぐに問題を解決する方法だというようなふりをするつもりはない。われわれはただ、この極めて不確実性の高い時にあって、政府は規律を必要とし、国民は職を必要とし、そして指導者は指導力を発揮しなければならないと信じている」と語っている。(c)AFP