【8月11日 AFP】11日の東京外国為替市場は、円相場が一時1ドル=76円50銭台をつけ、前日のニューヨーク市場の1ドル76円83銭を更新した。米経済の回復の弱さと欧州債務危機への懸念から世界経済の先行き不安がより深まったためで、東日本大震災後につけた戦後最高値の1ドル76円25銭に近づきつつある。

 バークレイズ・キャピタル証券(Barclays Capital)の山本雅文(Masafumi Yamamoto)チーフ為替ストラテジストは、政府・日銀による円売り・ドル買い再介入か、日銀の追加金融緩和策がなければ、戦後最高値を更新するとの見方を示している。(c)AFP

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