【8月4日 AFP】開通から1年以上になる南アフリカ初の高速鉄道「ハウトレイン(Gautrain)」が2日、経済の中心地ヨハネスブルク(Johannesburg)と首都プレトリア(Pretoria)間を初めて運行した。

 ハウトレインは、2010年サッカーW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)開幕3日前の6月8日、オリバー・タンボ国際空港(Oliver R. Tambo International Airport)とヨハネスブルク郊外のサントン(Sandton)間で開業した。

 総工費38億ドル(約2930億円)のハウトレインは、最高時速160キロ、サントンとプレトリアを27分で結ぶ。首都圏の交通渋滞は有名で、同じ区間を自動車で移動した場合には通常で45分程度、ラッシュアワー時には2時間以上かかる。当局は、渋滞を避けたい自動車通勤客を中心に1日10万人以上の利用客を見込んでいる。(c)AFP