【7月22日 AFP】フィリピンにある国際稲研究所(International Rice Research InstituteIRRI)は19日、コメを白化させる遺伝子情報(ゲノム)を特定したと発表した。数年以内に白化を防ぐ品種が開発できそうだという。

 白化米は割れやすく、製粉量が最大4分の1ほど目減りするうえ、品質も悪い。コメの需要が高まる中、白化予防品種が完成すれば、世界中で劇的な収量増が見込まれるという。

 IRRIでは15年前から白化を生じさせる遺伝子の特定を進めてきた。まず、8か国でフィールドテストを実施し、生育環境に関係なく白化しにくい品種を割り出した。これらの品種で白変をもたらしている主なゲノム領域を特定したという。(c)AFP