【7月18日 AFP】米ロサンゼルス(Los Angeles)を通る州間高速道路405号線の主要部分の改修工事が15日から行われ、交通渋滞などで「カーマゲドン(car-mageddon、車とアルマゲドンを合わせた造語)」の大混乱が懸念されていたものの、17日までに大きな混乱もなく、工事は予定を前倒しして完了した。市当局は数週間前からドライバーに注意を喚起し、週末に車に乗らないよう呼び掛けていた。

 工事が行われたのはサンフェルナンド・バレー(San Fernando Valley)とロサンゼルス盆地をつなげる部分で、橋を新設するために10マイル(約16キロ)を通行止めにした。普段は1日5万台の車が通行している。

 ロサンゼルス市民は予想以上に市の忠告を聞き入れたもようで、16日には市の主要道路は半ば無人と化し、通常の土曜日よりも快適な交通環境になっていた。米メディアによると、高速道路は予定の18日午前よりも早く、17日午前中に再開した。

 カリフォルニア州運輸省のジュディー・ギッシュ(Judy Gish)広報は、地元テレビのインタビューに「ロサンゼルス市民は素晴らしかった」と語り、「市民は忠告を聞き、それを真剣にとらえてくれた。とても協力的だったおかげで、工事全体が成功した」と付け加えた。(c)AFP