【6月23日 AFP】孫の誕生に歓喜した香港(Hong Kong)の不動産王が、部下1500人に総額200万ドル(1億6000万円)のボーナスを支給すると発表した。

 不動産会社「ヘンダーソン・ランド・デベロップメント(Henderson Land Development)」広報が22日発表したところによると、李兆基(Lee Shau-kee)会長(83)は、前週生まれた孫(男児)の誕生を祝い、従業員に1人あたり1万香港ドル(約10万円)のボーナスを支給することを決定した。広報の女性は、「今月末にいただけるんです」とうれしそうな様子でAFPの取材に答えた。

 李会長は米経済誌「フォーブス(Forbes)」の億万長者ランキング28位で、保有資産は約190億ドル(約1.5兆円)。子どもは5人おり、今回は末息子のマーティンさんと女優の妻との間に男の子が産まれたという。

 李会長が大盤振る舞いをしたのは今回が初めてではない。長男のピーターさんに3つ子が産まれたときも、従業員に1万香港ドルずつを支給している。(c)AFP