【6月19日 AFP】コロンビアの首都ボゴタ(Bogota)で開かれた鉱業と宝石の総合見本市「Minergemas 2011」で1万1000カラット、重さ2.27キロのエメラルドの原石が展示された。

 フラ(Fura)と呼ばれているこの原石は、エメラルドの産地として知られる同国ボヤカ(Boyaca)州ムソ(Muzo)で12年前に採掘され、今回初めて一般に公開された。この原石を見ることができるのは1度に15人までに制限され、展示室では5人の警備員が目を光らせる。

 この原石を所有するコロンビアの鉱業会社Coexminasは、世界最大のエメラルド原石だとしている。コロンビアは世界のエメラルドの55%を産出し、1年間の輸出額は2億ドル (約160億円)に上る(2011年6月18日撮影)。(c)AFP