【6月16日 AFP】バングラデシュで太陽光パネルを導入した世帯数が100万世帯に達したと、同国のクリーンエネルギー関連プロジェクトを助成する国営企業「インフラストラクチャー・デベロップメント・カンパニー」(Infrastructure Development CompanyIDCOL)が15日発表した。

 IDCOLによると、導入目標100万世帯の達成は、予定よりも1年6か月前倒しで完了した。2002年時点で太陽光パネルを使用していたのは7000世帯で、普及スピードは世界で最も早いという。IDCOLでは新たな目標として、2014年までに250万世帯への導入を目指す。

 バングラデシュでは、人口約1億5000万人のうち6割が電気のない生活をしている。特に農村地帯には無電化地域が多く、NGOの協力で太陽光パネルを導入する動きが進んでいる。(c)AFP