【6月12日 AFP】5月の米サイト訪問者数(ユニークユーザー数)で、米ニュースサイト「ハフィントン・ポスト(Huffington Post)」が、米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)を初めて抜いた。米調査会社コムスコア(comScore)が9日、発表した。

 コムスコアによると、5月のハフィントン・ポストの月間訪問者数は、前月の2990万人から大幅に増え、3560万人となった。一方、5月の「NYTimes.com」の訪問者数は、4月の3290万人から微増の3360万人だった。

 ニューヨーク・タイムズは3月末から、ウェブサイトへの課金を始めている。ハフィントン・ポストへのアクセスはこの1年間で急増している一方で、NYTimes.comへのアクセスは比較的安定しているという。

 1年前の2010年5月には、ハフィントン・ポストの訪問者数は2380万人だった。一方、同時期のNYTimes.comの訪問者数は3250万人だった。

 ハフィントン・ポストが3000万件を初めて超えたのはことしの3月。米インターネット大手AOLとのタイアップ効果があったためと考えられている。

 米ニュースサイトで最も訪問者数が多いのはYahoo! Newsで、ことし5月の訪問者数は9030万人だった。続いてCNNの8230万人となっている。(c)AFP