【5月24日 AFP】ソニー(Sony)は23日、2011年3月期の連結決算の純損益予想を、2月時点の700億円の黒字から2600億円の赤字に下方修正した。

 東日本大震災で製造拠点が被害を受けたものの、連結売上高や営業収益は2月の従来予想に据え置いた。だが、繰り延べ税金資産の引当金として3600億円を計上。さらに、インターネットでユーザーの個人情報が漏えいした問題に関する費用として約140億円を見込んだ。

 ソニーの加藤優(Masaru Kato)最高財務責任者(CFO)は、140億円には、情報漏えい問題で将来起こりうる訴訟の費用は含まれていないと述べた。(c)AFP