【5月20日 AFP】環太平洋連携協定(TPPTrans-Pacific Partnership)をめぐり交渉中の米国など9か国は19日、米モンタナ(Montana)州ビッグスカイ(Big Sky)で閣僚級会合を開き、「11月までに大枠合意に達することを目標とする」との共同声明を発表した。

 会合では、協定に盛り込む文言や参加を検討中の国々について協議し、着実な進展が見られたという。

 現在、TPP参加を表明しているのは米国、オーストラリア、ニュージーランド、マレーシア、シンガポール、ベトナム、ブルネイ、チリ、ペルーの9か国。中でも米オバマ政権は、交渉が行き詰まっている世界貿易機関(WTO)の新多角的貿易交渉(ドーハ・ラウンド)の先を見越した「21世紀の交渉」として、TPPを推進している。(c)AFP/Shaun Tandon