【5月6日 AFP】日本たばこ産業(Japan TobaccoJT)は5日、オーストリアのハインブルク(Hainburg)工場を2012年初頭までに閉鎖する方向で、現地労働組合との協議に入ったと発表した。「海外たばこ事業において、より効率的な製品製造体制を構築するため」と説明している。

 ウィーン(Vienna)の一部間接部門についても合理化を行う予定で、計320人が人員整理の対象になるという。ハインブルク工場閉鎖に伴い、ポーランドのゴストクフ(Gostkow)工場やルーマニアのブカレスト(Bucharest)工場など、欧州連合(EU)域内工場への製造能力の移管を検討しているという。

 ハインブルグ工場の閉鎖で、同社の海外工場は28工場になる。(c)AFP