【4月27日 AFP】貴金属の価格が国際的に高騰していることを受け、韓国では金歯を換金する人が増えている。その一方で婚約指輪や、1歳の誕生日に贈る習慣のある金の指輪がそのあおりをくっている。
 
 ある金の取扱業者は3月、100人を超える顧客から、金製の歯の詰め物やかぶせ物、総入れ歯などを買い取った。無料鑑定には毎日10件以上の写真付きメールが寄せられている。

 この業者は、換金するためだけに金歯を取り外す人はいないとみてるが、以前は歯科で取り外した金歯はそのまま置いていかれることが普通だったが、今では持ち帰り、売ろうという人が増えていると話している。金冠の場合、サイズによって4万~10万ウォン(約3000~7500円)相当の価値になる。

 一方、1歳の誕生日の伝統的な贈り物である金の指輪は、通常の3.75グラムから1グラムに減らしたバージョンが登場している。(c)AFP