【4月11日 AFP】アイスランドで9日、2008年の世界金融危機で経営破たんしたインターネット銀行「アイスセーブ(Icesave)」の外国人預金者を公的資金で救済する法案の是非を問う2度目の国民投票が行われ、法案は否決された。

 多くの預金者を抱える英国とオランダは10日、失望感を表明するとともに、問題を欧州自由貿易連合(EFTA)の調停機関にゆだねる方針を示した。

 国民投票は10日、開票率70%の時点で反対票が57.7%となり、賛成票42.3%を上回って法案否決が確実となった。法案は、アイスランド議会を賛成7割で通過していた。(c)AFP/Agnes Valdimarsdottir