【4月2日 AFP】トヨタ自動車(Toyota Motor)の車にアクセルペダルが引っかかる不具合があったために事故が起きたなどとして、トヨタ車の所有者らがトヨタを相手取って起こしている訴訟で、米国で初めての評決が1日下され、トヨタ側の勝訴となった。

 評決を下したのは、ニューヨーク州ロングアイランド(Long Island)島のセントラルアイスリップ(Central Islip)の裁判所。

 車で木に衝突したのは、乗っていたトヨタ「サイオン(Scion)」のフロアマットまたは電子制御部分に不具合があったためだとして、車のオーナーのAmir Sitafalwallaさんが訴えを起こしていたが、陪審員が原告の訴えを退ける評決を下した。

 トヨタ車のアクセルペダルの不具合をめぐる訴訟で、評決が出るのは今回が初めて。トヨタ自動車は同問題をめぐり、2009年以来、全世界で1200万台をリコール(回収・無償修理)している。(c)AFP