【3月21日 AFP】米著名投資家ウォーレン・バフェット(Warren Buffett)氏は21日、大規模な自然災害が日本の将来に打撃を及ぼすことはないと述べ、日本株を買う動きが広がる可能性があるとの見通しを示した。

 バフェット氏は訪問先の韓国で「日本経済の将来についてのわたしの見方は10日前と変わっていない。非常事態は(日本株を)買う機会を提供する」と記者団に語った。

 日経平均株価は、3月11日の巨大地震と津波による大きな被害を受けて、10%ほど値を下げている。

 だが韓国の聯合ニュース(Yonhap News)によるとバフェット氏は、「5年間に及ぶ可能性もある復興対策が加速するにつれて」株価は今後数四半期のうちに持ち直すだろうと述べ、今は日本株を売るべきではないとの見解を示すとともに日本は比較的早期に復興するだろうとの見方を示した。

 投資持株会社バークシャー・ハサウェイ(Berkshire Hathaway)会長のバフェット氏は、同社が株式を80%保有するイスラエルの工具メーカー、IMCグループの関連工場の起工式に出席するため、韓国を訪問している。(c)AFP