【3月4日 AFP】マツダ(Mazda)が一風変わった問題に悩まされている。なぜか同社の「マツダ6(Mazda 6、日本名アテンザ)」の燃料タンクがクモに好かれ、巣を張られてしまうのだ。

 マツダは3日、この問題を解決するために、米国、カナダ、メキシコの6万5000台をリコール(無料の回収・修理)すると発表した。

「なぜマツダ6がクモに選ばれたのかわからない」と言うマツダUSA広報のジェレミー・バーンズ(Jeremy Barnes)氏は、「クモも『Zoom-Zoom』と行くのが好きなんでしょう」と同社の宣伝文句を使って笑いながら語った。

 米国だけで、これまでに20件以上のクモの巣が確認されている。これまでのところクモの巣が原因の事故は報告されていないが、巣で管がふさがれると燃料タンク内の気圧が下がり、燃料漏れや発火の恐れも考えられるため、クモが入れないようなスクリーンを張るという。(c)AFP