【2月22日 AFP】22日はリビア情勢を受けた中東・北アフリカからの原油供給不安から、世界の原油価格が急騰した。一方、東京とニュージーランドの株式市場では株価が下落した。

 22日の東京株式市場の日経平均株価終値は前日比192円83銭(1.78%)安の1万664円70銭となった。株価下落には、米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービス(Moody's Investors Service)が日本国債の格付け見通しを引き下げたことも要因となった。ムーディーズは格付け見通しの引き下げについて、日本政府が公的債務を制御できない懸念があると述べた。

 また、ニュージーランド株式市場の主要指数NZX50は、同国クライストチャーチ(Christchurch)で65人が死亡する地震が発生したことを受け、売りが先行して23.23ポイント(0.69%)下落し、3358.70ポイントとなった。

 一方原油価格は、北海ブレント原油の4月渡しが午後に1.53ドル急上昇し、2008年末以来の高値となる1バレル107.27ドルをつけた。また、ニューヨーク原油先物市場の主要指標のWTI3月物は一時、前週末比7.20ドル高の1バレル93.40ドルをつけた。(c)AFP/Danny McCord