iPad専用の電子新聞「ザ・デーリー」、2日に米NYで発表
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【2月2日 AFP】メディア大手ニューズ・コーポレーション(News Corp)のルパート・マードック(Rupert Murdoch)会長(79)は2日、米ニューヨーク(New York)で、米アップル(Apple)のタブレット型端末「iPad」専用の電子新聞「ザ・デーリー(The Daily)」を発表する。
ニューヨークのグッゲンハイム美術館(Guggenheim Museum)で開かれる発表イベントには、アップルのインターネット事業部門を統括するエディー・キュー(Eddy Cue)氏も出席する。
当初、「ザ・デーリー」は前月末にサンフランシスコ(San Francisco)で発表される予定だったが、アップル最高経営責任者(CEO)のスティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)氏の病気療養発表と重なったため延期されていた。
ニューズ・コーポレーション傘下の米紙ウォールストリート・ジャーナル(Wall Street Journal、WSJ)によると、「ザ・デーリー」の購読料は週99セント(約81円)で、購入できるのはアップルの有料配信サイト「iTunes Store(アイチューンズストア)」を通じてのみ。購読者には毎朝、記事が「iPad」に自動配信される仕組みだ。
「ザ・デーリー」を立ち上げるにあたってニューズ・コーポレーションはニューヨーカー(New Yorker)、経済誌フォーブス(Forbes)、ニューヨーク・ポスト(New York Post)などのベテラン記者を含む約100人を集めたという。
ニューズ・コーポレーション傘下のITブログサイト「AllThingsD.com」によると、「ザ・デーリー」はニュース記事のほか、「iPad」のタッチスクリーン機能を活用した双方向の画像や動画サービスもある。また発刊後2週間に限って、全ての記事を無料で配信する。
一部の記事は「ザ・デーリー」のウェブサイト「thedaily.com」で無料で閲覧できるが、その数は少ないという。(c)AFP/Chris Lefkow