【2月1日 AFP】台湾・行政院主計処(Directorate General of Budget, Accounting and Statistics)が31日夜に発表した台湾の2010年の実質域内総生産(GDP、推計値)は、前年比10.47%の高成長となった。1987年以来23年ぶりの伸び率だ。

 シティバンク台湾(Citibank Taiwan、花旗銀行)のエコノミスト、鄭貞茂(Cheng Cheng-mount)氏は、「2010年の台湾の貿易成長に大きく寄与したのは中国だった。中台経済は緊密に関連している」と述べた。

 これに先だって台湾財務省は2010年の貿易統計を発表。2010年の輸出額は前年比34.8%増の2746億4000万ドル(約22兆5000億円)となった。中でも、中国・香港向けの輸出は過去最高を記録し、輸出総額の41.8%を占める1147億5000万ドル(約9兆4000億円)となった。

 GDP確定値は2月中に発表される。(c)AFP