【1月26日 AFP】トヨタ自動車(Toyota Motor)は26日、国内外合わせて約170万台を対象に、27日からリコール(回収・無償修理)を行うと発表した。

 このうち国内が2000年から2009年までに生産された高級車のレクサス(Lexus)やクラウン(Crown)、ミニバンのノア(Noah)やヴォクシー(Voxy)など19車種の約128万台。海外が米国で販売した高級車レクサス(Lexus)など約42万台。

 燃料パイプのわずかな亀裂などで、使い続けると燃料漏れを起こす恐れがあるという。140件を超える不具合が報告されているが事故に至った例はない。

 ミズノ・クレジット・アドバイザリー(Mizuno Credit Advisory)の水野辰哉(Tatsuya Mizuno)氏は、自動車部品は世界的に標準化が進んでいるため、部品に欠陥が見つかると世界的な大規模リコールにつながりやすくなっていると説明。今回のリコールは規模が大きいことから、ここ数年大規模リコールが相次いだトヨタのブランドイメージがさらに損なわれる恐れもあると指摘した。(c)AFP/Shingo Ito