【1月20日 AFP】中国の国家統計局(National Bureau of Statistics)は20日、2010年の国内総生産(GDP)成長率は前年比10.3%だったと発表した。

 10年のGDP成長率は、09年の改定値(9.2%)や世界銀行(World Bank)の予測(10%)を上回り、成長を続ける中国経済の強さがあらためて示され、米国に次ぐ世界第2の経済大国としての立場を固めた形になった。

 一方、10年の消費者物価指数(CPI)は食糧価格の上昇などで3.3%上昇し、3.0%以下に抑えるという政府の年間目標を上回った。

 10年11月に前年同月比5.1%という08年7月(同6.3%)以来の高水準を記録した消費者物価指数の上昇率は、10年12月には同4.6%と若干下がったものの依然として高い水準にある。

 国家統計局の馬建堂(Ma Jiantang)局長は、「11年は物価のコントロールに真剣に取り組む必要がある」と述べた。(c)AFP/Marianne Barriaux