【1月11日 AFP】トヨタ自動車(Toyota Motor)は10日、米ミシガン(Michigan)州デトロイト(Detroit)で開幕した北米国際自動車ショー(North American International Auto Show)で、ハイブリッド車「プリウス(Prius)」の兄弟車数種を発表した。

 同ショーに出展されたのは、ワゴンタイプの「プリウス v(Prius v)」、小型タイプの「プリウス c コンセプト(Prius c Concept)」、プラグインハイブリッド車の「プリウスPHV」など。新型のハイブリッド7車種の投入戦略の一環として、皮切りに発表された。

「プリウス v」は車内スペースが「プリウス」よりも余裕のある設計となっており、荷物スペースも50%ほど広い。さらに、現在、市場に出ているSUV車、ワゴン車のなかでは、燃費効率が最も高い。

「プリウス c コンセプト」は若い世代を対象にしており、価格も従来の「プリウス」より抑えられている。

「プリウスPHV」は1回の充電で21キロの走行が可能。充電分の電気が切れるとガソリン走行に切り替わる。

「プリウス v」は今夏にも米国で発売される予定。「プリウス c コンセプト」と「プリウスPHV」の発売は2012年初めとなる見通しだ。 

 トヨタでは、このほかにも電気のみを動力源とするEV車を2012年、燃料電池車を2015年に、それぞれ市場投入する計画だ。

 2000年に初代プリウスが発売されて以来、これまでに販売されたプリウスの台数は95万5000台を超える。(c)AFP/Mira Oberman