【1月6日 AFP】米紙ウォールストリート・ジャーナル(Wall Street JournalWSJ)は5日、米SNSフェースブック(Facebook)が金融大手ゴールドマン・サックス(Goldman Sachs)などから高額の出資を受けたことから、米証券取引委員会(SEC)が未公開企業の情報開示規則を変更する必要があるかどうか検討を始めたと報じた。

 今週の米メディア報道によるとフェースブックは、ゴールドマンとロシアの投資会社デジタル・スカイ・テクノロジーズ(Digital Sky Technologies)から、総額5億ドル(約400億円)の資金を調達した。また、フェースブックとゴールドマンは、ゴールドマンの一部顧客が最大15億ドルのフェースブック株を取得可能になる投資事業体を設立することでも合意したとされる。

 WSJは、この投資事業体設立の動きをめぐり、投資家がフェースブックやツイッター(Twitter)といったインターネット関連企業の株式を買う可能性が出てきたことから、未公開企業の情報開示規則の変更を検討し始めたと伝えている。
 
 SECの規則では、投資家の保護を目的に、株主500人以上の企業に対し一定の財務情報の開示を義務付けている。(c)AFP

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