【12月22日 AFP】「ルイ・ヴィトン」など高級ブランドを所有する仏ラグジュアリー・ブランドグループLVMH(モエヘネシー・ルイヴィトン)は21日、仏高級ブランド「エルメス(Hermes)」の株を買い増した結果、持ち株比率が20.21%になったと発表した。 

 ベルナール・アルノー(Bernard Arnault)会長率いるLVMHは、10月にもエルメス株を買い増して、持ち株比率を17.1%とし、LVMHはエルメスを傘下に置く狙いがあるとの見方が強まっていた。

 一方、LVMHはエルメス株の買い増しを続ける意向を示しながらも、エルメスの経営権取得や、エルメス株の公開買い付け、取締役の座を狙っているなどの憶測を全て否定。買い増しは「長期的なビジネス戦略に基づくもの」と説明した。

 LVMHは単独ではエルメスの最大株主だが、経営権は同社株73.4%を分割保有する創業者ティエリー・エルメス(Thierry Hermes)氏の子孫一族にある。(c)AFP

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