賃上げ求める工場労働者と警官隊が衝突、3人死亡 バングラデシュ
このニュースをシェア
【12月13日 AFP】バングラデシュの首都ダッカ(Dhaka)とチッタゴン(Chittagong)で12日、賃上げを求める衣料品工場労働者のデモ隊と警官隊が衝突。警官隊が催涙弾や実弾を発砲し、3人が死亡したほか、多数の負傷者が出ている。
バングラデシュでは、米小売大手米ウォルマート(Wal-Mart)やスウェーデン系アパレルブランド「H&M」、米ジーンズメーカー「リーバイ・ストラウス(Levi Strauss)」など欧米アパレルブランド向けの下請け工場が4500あまり存在するが、労働者らは貧困ラインを下回る賃金で働かされていた。
このため政府は前月、最低賃金を現行の8割り増しの月3000タカ(約3600円)に引き上げる決定を下したが、多くの工場でこれが守られていないことに腹を立てた労働者たちが賃上げを求める抗議運動を行ったが、これが暴徒化した。
警察によると、南東部チッタゴンでは、衣料品工場の労働者2万人あまりが工場や警察署で放火したりレンガを投げつけるなどし、約50人が負傷したという。
チッタゴンでは前日、韓国のアパレルメーカー、ヨンウォン(Youngone)貿易の工場で労働者らが抗議行動を起こし、ヨンウォンがバングラデシュ内17か所の工場を一時閉鎖している。(c)AFP/Nurul Alam
バングラデシュでは、米小売大手米ウォルマート(Wal-Mart)やスウェーデン系アパレルブランド「H&M」、米ジーンズメーカー「リーバイ・ストラウス(Levi Strauss)」など欧米アパレルブランド向けの下請け工場が4500あまり存在するが、労働者らは貧困ラインを下回る賃金で働かされていた。
このため政府は前月、最低賃金を現行の8割り増しの月3000タカ(約3600円)に引き上げる決定を下したが、多くの工場でこれが守られていないことに腹を立てた労働者たちが賃上げを求める抗議運動を行ったが、これが暴徒化した。
警察によると、南東部チッタゴンでは、衣料品工場の労働者2万人あまりが工場や警察署で放火したりレンガを投げつけるなどし、約50人が負傷したという。
チッタゴンでは前日、韓国のアパレルメーカー、ヨンウォン(Youngone)貿易の工場で労働者らが抗議行動を起こし、ヨンウォンがバングラデシュ内17か所の工場を一時閉鎖している。(c)AFP/Nurul Alam