【12月7日 AFP】米グーグル(Google)は6日、スマートフォン(多機能携帯端末)「ネクサスS(Nexus S)」を発表した。韓国のサムスン電子(Samsung Electronics)が製造し、米国で16日に発売する。

 グーグルのアンディ・ルービン(Andy Rubin)副社長(エンジニアリング担当)によると、ネクサスSは基本ソフト(OS)「アンドロイド(Android)」の最新バージョン「ジンジャーブレッド(Gingerbread)」を搭載して出荷される初の機種となる。

 動作周波数1GHzのHummingbirdプロセッサを搭載し、内部メモリは16GB。タッチスクリーンを備え、前面と後面にカメラがある。また、短距離無線通信規格「NFC」チップを搭載し、店頭レジなどで『tap and pay(タップアンドペイ、タップで決済)』の電子決済ができる。

 米国の家電量販店ベストバイ(Best Buy)店舗で16日から販売され、英国では携帯電話販売大手カーフォーン・ウェアハウス(Carphone Warehouse)とベストバイで20日から販売される。

 米国では米携帯電話大手T-Mobileが2年契約サービスを提供するほか、携帯電話会社を自由に選択できる「アンロック版」も529ドル(約4万4000円)で販売される。T-Mobileの2年契約で購入する場合の端末価格は199ドル(約1万6000円)。

 前機種の「ネクサス・ワン(Nexus One)」はことし1月に発売されたが、商業的な大成功とはいえなかった。(c)AFP/Glenn Chapman

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