【11月20日 AFP】英ウィリアム王子(Prince William)とケイト・ミドルトン(Kate Middleton)さんの結婚式は、王室が自腹で執り行って欲しい――深刻な不況を受けて歳出削減に取り組む英国で、国民たちがそのように考えているとの調査結果が、20日発表された。

 英大衆紙デーリー・メール(Daily Mail)の調査によると、国民の過半数が、2011年の結婚式で国は活気づき王室の権勢も強まると考える一方で、王族には歳出削減をしてほしいと考えている。

■結婚式の費用は「王室が支払うべき」 82%

 結婚式の費用を王室が支払うべきとの回答は82%に上った。一方で、納税者と王室で費用を折半すべきと回答したのは14%、国民が支払うべきと回答したのはわずか4%だった。

 また、51%が結婚式は「質素」であるべきと回答したのに対し、結婚式は「派手」にすべきと回答した人は24%にとどまった。

 結婚式の費用を誰か支払うのか、英政府は発表していない。しかし、デーリー・メールによれば王子とケイトさんは王室に費用の大半を拠出するよう求める見通しだという。

■人気のウィリアム王子

 一方、ウィリアム王子と王室に対する支持は高い。回答者の63%がウィリアム王子は良き王となると考え、53%が、結婚式は王室の権勢強化につながると考えていた。

 しかし、ウィリアム王子の父であるチャールズ皇太子(Prince Charles)の人気は王子ほど高くはない。回答者の48%が、チャールズ皇太子は、故ダイアナ妃(Princess Diana)との間に生まれた長男のウィリアム王子に次期王座を譲る準備を進めるべきだと回答した。

 チャールズ皇太子は、2度目の妻であるカミラ夫人(CamillaDuchess of Cornwall)がいずれ女王になる日が「来るかもしれない」と発言したばかり。調査では、この考えを支持する人はわずか14%で、逆に反対する人は52%に上った。(c)AFP

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