【9月24日 AFP】米ビデオレンタル大手ブロックバスター(Blockbuster)は23日、米連邦破産法11条の適用を申請し、経営破綻(はたん)したと発表した。米動画サービス大手ネットフリックス(Netflix)などのネット配信や、設置型のDVDレンタルサービス、レッドボックス(Redbox)などに顧客を奪われ、業績不振に陥っていた。

 ブロックバスターの発表によると、経営再建のための融資提供計画で債権者と合意しており、10億ドル(約850億円)近い負債総額を1億ドル(約85億円)にまで圧縮して経営再建を図る。

 ブロックバスターは全米に約3000店舗を展開するが、うち1000店舗を閉鎖する計画をすでに明らかにしている。米経済紙ウォールストリート・ジャーナル(Wall Street JournalWSJ)によれば再建計画では、さらに500~800店舗が閉鎖される見込みだという。

 米国外の店舗や、米国内外のフランチャイズ店は経営が独立しているため、これまでと変わらずに営業を続ける。また、閉店対象ではない米国内の店舗、DVDレンタルサービスなどは経営再建中も営業を継続するとしている。(c)AFP/Charlotte Raab