米ボーイング、民間宇宙旅行事業に乗り出す
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【9月17日 AFP】米航空宇宙機器大手ボーイング(Boeing)は15日、米民間宇宙旅行会社スペース・アドベンチャーズ(Space Adventure)と提携し、2015年初頭までに民間宇宙旅行事業を開始すると発表した。
ボーイングの発表は、民間宇宙産業を発展させたいというバラク・オバマ(Barack Obama)米大統領の展望を推し進めるものとなる。オバマ大統領は、新世代ロケットを開発し2020年までに再び人類を月へ送ることを目指していた米航空宇宙局(NASA)の有人月探査計画を打ち切っていた。
今年初めにボーイングは、国際宇宙ステーション(International Space Station、ISS)へ人員を送ることのできる新宇宙船「CST-100」の開発費として、NASAの資金から1800万ドル(約15億4000万円)を受け取った。
ボーイングとの提携では、すでに富裕な顧客7人をISSへ送った実績のあるスペース・アドベンチャーズが、「CST-100」の座席販売を受け持つ。計画によるとCST-100には毎回、宇宙旅行者や私企業、米政府関係機関用に3席設けるほか、4人の宇宙飛行士が搭乗する。
費用は、これまでにロシアの宇宙船ソユーズ(Soyuz)を使ったISSへの旅行にかかったことのある費用と同程度の、4000万ドル(約34億3000万円)前後になる見込みだ。(c)AFP
ボーイングの発表は、民間宇宙産業を発展させたいというバラク・オバマ(Barack Obama)米大統領の展望を推し進めるものとなる。オバマ大統領は、新世代ロケットを開発し2020年までに再び人類を月へ送ることを目指していた米航空宇宙局(NASA)の有人月探査計画を打ち切っていた。
今年初めにボーイングは、国際宇宙ステーション(International Space Station、ISS)へ人員を送ることのできる新宇宙船「CST-100」の開発費として、NASAの資金から1800万ドル(約15億4000万円)を受け取った。
ボーイングとの提携では、すでに富裕な顧客7人をISSへ送った実績のあるスペース・アドベンチャーズが、「CST-100」の座席販売を受け持つ。計画によるとCST-100には毎回、宇宙旅行者や私企業、米政府関係機関用に3席設けるほか、4人の宇宙飛行士が搭乗する。
費用は、これまでにロシアの宇宙船ソユーズ(Soyuz)を使ったISSへの旅行にかかったことのある費用と同程度の、4000万ドル(約34億3000万円)前後になる見込みだ。(c)AFP