【9月10日 AFP】韓国の現代自動車(ヒュンダイ、Hyundai Motor)は9日、同国初の高速電気自動車(EV)「ブルーオン(BlueOn)」を大統領府・青瓦台で発表し、李明博(イ・ミョンバク、Lee Myung-Bak)大統領が試乗した。

 最高速度は時速130キロ、1回の充電で140キロメートル走行できる。ニッケル水素電池より小型軽量のリチウムイオン電池を使用。同社のハッチバック車「i10」をベースに、約400億ウォン(約29億円)を投じて開発した。日本のEV車と同様に「疑似エンジン音」発生装置を搭載し、歩行者に対する安全性を高めている。2012年末までに2500台を生産する計画だ。

 現代自の参入で、EV市場の競争はいっそうの激化が予想される。(c)AFP