【9月5日 AFP】スカンジナビア航空(Scandinavian Airlines System)は1日、12月に同社の旅客機内で同性愛カップルの結婚式を行うと発表した。世界初の試みだとしている。

 SASは希望者のなかからオンライン投票で1組を選び、12月6日にスウェーデンのストックホルム(Stockholm)から米ニューヨーク(New York)に向かう便のビジネスクラスの客室を貸し切りにして結婚式を開く。特別機内食を提供し、ウェディングケーキや通路でのダンスもあるといい、同社の広報は「とても伝統的な式になる」としている。

 結婚するカップルの航空券とホテル宿泊の料金、米ロサンゼルス(Los Angeles)での新婚旅行の費用は同社が負担する。結婚式はスウェーデン領空内で行うので、法的にも有効だという。

 米航空各社は数年前から同性愛者を対象にしたマーケティングを展開して乗客の取り込みを図っているため、SASもこの動きに追随する。(c)AFP