【8月25日 AFP】中国のチベット自治区と北京(Beijing)を結ぶ高速道路で14日に発生した100キロを超える大渋滞は23日も続いた。

 国営英字紙、環球時報(Global Times)によると、この幹線道路は以前から北京へ貨物を運ぶ大型トラックで渋滞しがちだったが、19日に道路の保全工事が始まったことで益々悪化した。

 道路沿いでは、渋滞で身動きがとれない運転手らに水や食品を高値で売りつける者も現れた。保全工事が終了する予定の9月半ばまで渋滞が続くおそれもある。

 人口2000万人の首都・北京と、中国北部の河北(Hebei)省や内蒙古(Inner Mongolia)自治区を結ぶ幹線道路は近年、北京へのトラック輸送の増加により、渋滞が激化している。今年の6月と7月にも、激しい渋滞が1か月ほど続いたと報じられている。(c)AFP