【6月29日 AFP】直径53センチ、重さ100キロの世界最大の金貨が25日、オーストリアのウィーン(Vienna)で競売にかけられ、スペインの貴金属商Oro Directが327万ユーロ(約3億5400万円)で落札した。オーストリアの競売商ドロテウム(Dorotheum)が同日、発表した。

 最近の金相場が1オンス約1250ドル(約11万円)まで高騰している影響で、落札価格は、額面価格100万カナダドル(約8500万円)を大幅に上回った。

 金貨は2007年、カナダで鋳造されたメープルリーフ金貨で、ギネス世界記録にも登録されている。オーストリアの投資会社AvWが金貨を所有していたが、同社は5月に破産手続きに入った。

 金貨にはカナダの元首であるエリザベス女王(Queen Elizabeth II)が彫られており、裏側にはカナダの象徴である3枚のカエデの葉が描かれている。(c)AFP

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