【6月21日 AFP】中国の中央銀行、中国人民銀行(People's Bank of China)が人民元相場の弾力化を発表してから初の取引となった21日のアジア市場では、人民元が対ドルで大幅上昇。ダウ・ジョーンズ・ニューズワイヤーズ(Dow Jones Newswires)によると一時1ドル=6.7969元まで急伸し、2005年7月の元相場切り上げ以来の最高値を更新した。

 ただ、21日朝に当局が発表した取引の基準値(中間値)は1ドル=6.8275元で、前週末と同水準。アナリストらは中国政府がすぐに大きな改革に動く前兆はないとの見方を示している。(c)AFP

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