【6月15日 AFP】国際会計事務所大手プライスウォーターハウスクーパース(PricewaterhouseCoopersPwC)は15日、エンターテインメントとメディア産業に関する報告書「Global Entertainment and Media Outlook 2010-2014」を発表し、この中で今後5年以内に、中国が日本を抜いて世界第2位の広告市場になるとの見通しを示した。

 報告書では、現在米国に次いで世界第2位の日本の広告業界はほぼ横ばいであるのに対し、中国の広告業界は成長を続けていくとの見方を示した。

 またこの報告書は、アジア太平洋地域のゲーム産業の規模は、2014年までに音楽産業の4倍に成長すると指摘し、ゲーム市場でも中国は2012年までに日本を追い抜くと予測している。

 この報告書は、世界48か国のテレビ、音楽、映画、ゲーム、ラジオ、出版、広告などの分野を対象に調査された。(c)AFP/Adrian Addison