瓶詰め火山灰を販売、収益は寄付 アイスランドのオンラインショップ
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【5月16日 AFP】欧州の空の交通を大混乱に陥れた火山灰を、社会のために役立てようとしている企業がある。
各種のアイスランド製品を扱うオンラインショップ「nammi.is」を経営しているソフス・グスタフソン(Sofus Gustavsson)さんは、取引があった外国のコレクターからアイスランドの火山灰が欲しいと言われたときにこのアイディアを思いついた。
グスタフソンさんは火山の近くに住んでいる父親に頼んで送ってもらった火山灰を160グラムずつ瓶につめ、5月上旬に23.80ユーロ(約2700円)で売り出した。販売開始から10日で同社のウェブサイトには100万近いアクセスがあり、133か国から問い合わせがあったという。火山灰はこれまでに60か国の顧客に売れた。
売れ行き好調のため、グスタフソンさんのお父さんはさらに3回も火山灰を集めに行くことになった。火山灰の状態は毎回変化していて、最近ではずいぶん粗くなったそうだ。
別の企業2社も利益を上げる目的で火山灰を販売しているが、グスタフソンさんは火山灰販売で得た収益の全額をアイスランドの捜索救難サービスに寄付している。「たとえば火山の近くの農家など、噴火で生活を壊された人がいます。そんなもので儲けるのは悪いと思ったものですから」
(c)AFP
【参考】オンラインショップ「nammi.is」
各種のアイスランド製品を扱うオンラインショップ「nammi.is」を経営しているソフス・グスタフソン(Sofus Gustavsson)さんは、取引があった外国のコレクターからアイスランドの火山灰が欲しいと言われたときにこのアイディアを思いついた。
グスタフソンさんは火山の近くに住んでいる父親に頼んで送ってもらった火山灰を160グラムずつ瓶につめ、5月上旬に23.80ユーロ(約2700円)で売り出した。販売開始から10日で同社のウェブサイトには100万近いアクセスがあり、133か国から問い合わせがあったという。火山灰はこれまでに60か国の顧客に売れた。
売れ行き好調のため、グスタフソンさんのお父さんはさらに3回も火山灰を集めに行くことになった。火山灰の状態は毎回変化していて、最近ではずいぶん粗くなったそうだ。
別の企業2社も利益を上げる目的で火山灰を販売しているが、グスタフソンさんは火山灰販売で得た収益の全額をアイスランドの捜索救難サービスに寄付している。「たとえば火山の近くの農家など、噴火で生活を壊された人がいます。そんなもので儲けるのは悪いと思ったものですから」
(c)AFP
【参考】オンラインショップ「nammi.is」