上海万博、来場者伸び悩む 混雑報道で二の足?
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【5月10日 AFP】開幕から1週間が過ぎた上海万博(World Expo 2010)の来場者数が伸び悩んでいる。
万博事務局は成功の指標として、来場者数7000万人という数字を掲げてきた。展示館前の長蛇の列や4時間待ちの標識などを見ると成功は間違いないように見えるが、1日平均来場者数は目標達成に必要な38万人を大きく下回っている。
50万枚のチケットが完売した開幕初日も、実際に来場したのは20万7000人だけ。当初は1時間ごとの来場者数を熱心に発表していた事務局も、今は1日あたりの来場者数しか発表しなくなった。
■メディアの混雑報道が逆効果か
出足の鈍さについて来場者の1人(29)は、会場の大混雑ぶりや炎天下での長い入場待ちの列をメディアが報じたことが原因で「来場に二の足を踏む人がいるのは間違いない」と話した。
これまでに売れたチケットは3300万枚以上、さらに上海市は市内各世帯に無料チケットを配布する計画だ。事務局ではチケット購入者らに対し、万博最終週まで待たずに早めの来場を呼びかけている。
しかし市内で取材に応じた女性は、「万博公園には長蛇の列ができているとたくさんのメディアが報じている」として、暑い時期を避けて9月になったら家族と行くつもりだと語った。(c)AFP/D'Arcy Doran
万博事務局は成功の指標として、来場者数7000万人という数字を掲げてきた。展示館前の長蛇の列や4時間待ちの標識などを見ると成功は間違いないように見えるが、1日平均来場者数は目標達成に必要な38万人を大きく下回っている。
50万枚のチケットが完売した開幕初日も、実際に来場したのは20万7000人だけ。当初は1時間ごとの来場者数を熱心に発表していた事務局も、今は1日あたりの来場者数しか発表しなくなった。
■メディアの混雑報道が逆効果か
出足の鈍さについて来場者の1人(29)は、会場の大混雑ぶりや炎天下での長い入場待ちの列をメディアが報じたことが原因で「来場に二の足を踏む人がいるのは間違いない」と話した。
これまでに売れたチケットは3300万枚以上、さらに上海市は市内各世帯に無料チケットを配布する計画だ。事務局ではチケット購入者らに対し、万博最終週まで待たずに早めの来場を呼びかけている。
しかし市内で取材に応じた女性は、「万博公園には長蛇の列ができているとたくさんのメディアが報じている」として、暑い時期を避けて9月になったら家族と行くつもりだと語った。(c)AFP/D'Arcy Doran